優純普段の理(ことわり)
優柔不断な3児の父親の日常(普段)。「優」「純」「理」は3人の子供の名前の頭文字。
分娩
分娩台へと妻があがった。息んでよいとの許可が下り、陣痛の波にあわせて息む妻の周りで着々と準備が始まった。最初からいた助産婦さんに加え、髭の先生と、おばちゃんの2人が現れた。肝心の先生がまだ来ていないらしい。何度も電話をした挙句、別の先生が現れ、計4人に囲まれた。

「口閉じて!」「目を開けて!」「息を止めて!」息むのもなかなか難しいらしい。最初は、うまく息めてなかった妻も、段々とうまく息めるようになってきて、「いま、卵ぐらい赤子の頭が見えてきてるよ」と助産婦さんが言い、下の方に目をやると、赤子の髪の毛と思わしきものが見えてきていた。いよいよだ。

赤子の頭が出てくると、体まで一気に現れた。吸引機で羊水が吸われると、大きな産声をあげた。

2006年3月22日 AM5時13分 3390g

とうとう自分の子がこの世に生を受けた。思わず目頭が熱くなったが、放心状態の妻を見て、俺が泣いちゃダメだと、グッとこらえた。

妻のお腹の上に白いシートが敷かれ、その上に赤子が置かれた。赤子の文字通り皮膚が赤く、「オギャーオギャー」と精一杯に泣いていた。やっと外に出れて嬉しくて泣いているのか、もっとお腹の中にいたくて悲しくて泣いているのか・・・そんな感情はまだないのだろうか・・・。
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